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■高齢者虐待、1万7000件超で過去最悪を更新 虐待などで22人が死亡 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は24日、2018年度の高齢者に対する虐待件数を発表しました。介護施設の職員や家族らからの虐待は計1万7870件となり、調査開始以来、過去最多を更新しました。虐待などによって計22人が死亡していました。
 虐待件数の伸びが大きかったのは介護施設の職員による虐待で、前年度比21・8%増の621件。複数が被害を受けた事例もあり、被害者数は少なくとも927人にに上りました。
 虐待の内容(複数回答)は、暴力や拘束など「身体的虐待」(57・5%)が最も多く、侮辱するなどの「心理的虐待」(27・1%)や、必要な世話をしない「介護等放棄」(19・2%)などが続きました。要介護度が重くなるほど、身体的虐待の割合が高くなる傾向がみられました。
 虐待の発生要因としては、「教育・知識・介護技術等に関する問題」が58%、「職員のストレスや感情コントロールの問題」が24・6%を占めました。
 一方、家族や親族らによる虐待は1%増の1万7249件でした。虐待したのは息子(39・9%)、夫(21・6%)、娘(17・7%)の順で多くなりました。理由は「介護疲れ・介護ストレス」(25・4%)が最多でした。
 調査は2006年度分から始まり、自治体が虐待と認定した件数などを集計しています。虐待に対する関心が高まって自治体への相談・通報件数も過去最多となっており、これまで表面化していなかった虐待の認定増加につながっているとみられます。

 2019年12月25日(水)

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