SSブログ

■北海道で14人の死亡と206人の新型コロナ感染を確認 旭川市で新たにクラスター2件発生 [健康ダイジェスト]

 北海道などは1日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が札幌市の病院と障害者通所事業所、旭川市の高校とスポーツサークルの計4件発生したと発表しました。この日は道内で14人の死亡と206人の感染が確認され、うち札幌市発表分は死者4人と新規感染者141人、旭川市発表分は死者8人と新規感染者37人。日高地方平取(びらとり)町では、遠藤桂一町長が感染しました。
 道内の死者は計208人、感染者は延べ計9075人(実数9050人)。午後6時時点の患者数は2279人で、うち重症者は28人。
 北海道では基幹病院を含む多数の救急病院でクラスターが収束しておらず、道医師会など医療関係11団体が「医療提供体制の崩壊が始まっている」などとする文書をとりまとめ、道に提出しています。
 1日の地域別の死者数は、旭川市8人、札幌市4人、道公表分2人の計14人。新規感染者数は、札幌市141人、旭川市37人、小樽市1人、函館市1人、帯広市2人、平取町2人、釧路市1人、奥尻町1人、石狩地方11人(うち千歳市7人、江別市1人)、空知地方4人、上川地方4人、渡島地方1人の計206人。
 札幌市によると、新たにクラスターが発生した病院と障害者通所事業所の感染者はそれぞれ12人と5人で、いずれも軽症か無症状。
 同市では既存のクラスターのうち「国立病院機構・北海道医療センター」などが収束し、市内で未収束となっている病院のクラスターは10件となりました。このうち療養型病院「札幌田中病院」で感染者が11人増えて計145人となったほか、3病院のクラスターが拡大しました。
 北海道医療センターは、救命救急センターのある3次救急病院。道の医療を支える基幹病院の1つで、新型コロナの診療を再開しています。
 平取町によると、町外に住む町長車の運転手の家族が感染し、運転手も陽性と確認しました。遠藤町長は11月18日に町長車で札幌に出張しており、道が濃厚接触者などを調査中。
 旭川市では1日、新たに旭川大学高校とスポーツサークルの計2件のクラスターが発生。感染者はそれぞれ10人と7人。
 クラスター以外では、新型コロナの疫学調査などを担当する市の保健師や、障害者施設職員らの感染も確認されました。
 また、道内最大規模のクラスターが発生している同市内の「吉田病院」と「旭川厚生病院」は、感染者がそれぞれ7人と16人増えて計162人と計156人になりました。旭川厚生病院は5大病院の1つで、クラスターの発生を受けて診療を制限しており、ほかの病院の負担が大きくなっています。

 2020年12月2日(水)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。