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■新型コロナ、世界の感染者1億1666万人 死者259万人 EU加盟国、イスラエルや中ロからのワクチン調達を検討 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の8日午前3時の時点で、世界全体で1億1666万2534人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で259万656人となりました。
 感染者が最も多いのはアメリカで2896万271人、次いで、インドが1121万799人、ブラジルが1093万8836人、ロシアが427万4263人、イギリスが423万1083人となっています。
 感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで52万4541人、次いで、ブラジルが26万4325人、メキシコが19万357人、インドが15万7756人、イギリスが12万4654人となっています。
 ヨーロッパ連合(EU)加盟国の中でオーストリアなど一部が、新型コロナウイルスワクチンの調達先としてEU域外に視線を向けています。イスラエルとの生産協力や、ロシア製や中国製ワクチンの使用を検討。EUのワクチン供給のスピードに対する不満が背景にあると見なされます。フランスのメディアによると、オーストリアの接種率はイスラエルの10分の1程度にとどまります。
 オーストリアのセバスティアン・クルツ首相は4日にイスラエルのエルサレムを訪問し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相と会談しました。オーストリア当局者によると、ワクチン生産施設の建設などについて協議を進めているといいます。
 「できるだけ多くの相手と協力することがいい」。クルツ首相は5日の記者会見でこう述べ、ワクチンの調達はEU域内にこだわらない考えを強調し、ロシア側や中国側と協議しているとも表明しました。
 クルツ首相は、「安全なワクチンを早く手に入れる。誰が開発したかは関係ない。ロシアのでも中国のでも、自国の企業で生産できるようにしたい」と述べました。
 ロシアが開発した「スプートニクV」が認可されれば自分も接種するとし、「大事なのは効果、安全、そして早く入手できることだ。地政学ではない」と強調しました。
 
 2021年3月8日(月)

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