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■イタリア、15日から半数以上の州で都市封鎖 変異ウイルスが急拡大 [健康ダイジェスト]

 イタリア政府は、新型コロナウイルスの変異ウイルスの感染拡大を受けて15日から、日中の外出制限を含む、厳しい規制の対象地域を広げる方針を発表しました。
 イタリアでは、この1週間に報告された感染者の数が前の週に比べて15%近く増え、保健当局はヨーロッパで広がる変異ウイルスが感染拡大を招いているとみています。
 12日、首都ローマ近郊のワクチンセンターを訪れたマリオ・ドラギ首相は、「危機的な事態から1年以上がたったが、残念ながら感染の新たな波に直面している」と述べて、規制を強化する方針を明らかにしました。
 具体的には、現在3つの州に出されている最も厳しい規制措置をほかの州にも拡大させるというもので、北部と中部を中心とした8つの州とトレント自治県を新たに危険性の高い「レッドゾーン」に指定します。これにより全20州のうち11州がレッドゾーンとなり、ローマやミラノもレッドゾーンに含まれるようになります。
 11州では、すでに導入されている夜間の外出制限に加えて、昨年の春と同様に日中も外出が制限されるほか、飲食店やほとんどの小売店の営業は原則として禁止され、学校もすべて閉鎖されます。
 イタリアで唯一危険性が低い「ホワイトゾーン」に分類されているサルデーニャ州では規制措置は実施されないものの、その他の州は危険性が中程度の「オレンジゾーン」になり、学校は休校しないものの、レストラン、バー、博物館や美術館などは閉鎖されます。
 一方、イタリアでは特定の時期に製造されたアストラゼネカのワクチンについて、接種後に深刻な健康への影響が報告されたとして、接種を一時的に見合わせています。
 これについてドラギ首相は、「あくまで予防的な措置だ」と強調し、ほかの時期に製造されたアストラゼネカのワクチンや他社製のワクチンについては予定通り接種を進め、1日当たりの接種回数を今の17万回から3倍に増やすとしています。

 2021年3月13日(土)

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