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■台湾で新たに240人が新型コロナに感染 28日まですべての学校閉鎖 [健康ダイジェスト]

 台湾では、新型コロナウイルスの感染者がここ数日で増え続け、17日の新たな感染確認は333人に上りました。当局は19日からすべての学校で対面授業を取りやめ、オンライン学習に切り替えることにしました。
 台湾当局によりますと、海外から到着した人などを除き、新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、18日新たに240人確認されたということで、累計感染者数は2260人になりました。
 また、新たに2人が死亡し、累計の死者数は14人になりました。
 台湾では15日以降、1日当たりの国内感染者が連日100人を超え、17日には過去最多の333人に上りました。感染は子供や若者にも広がっており、当局によれば、国内感染者のうち、17日までの統計で、7人が小学生、6人が中学生、4人が高校生、16人が大学生でした。
 新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、中央感染症指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官は18日、台湾全域の幼稚園から小中高校、大学まですべての学校を一斉休校・休園とすると発表しました。期間は19日から28日まで。小中高校と大学はオンライン授業に切り替えます。
 一方、台湾では、ワクチンを少なくとも1回接種した人の割合が人口およそ2350万の0・9%にとどまっています。
 これについて蔡英文(さいえいぶん)総統は、「さまざまなルートを通じて海外で調達するワクチンが続々と届くことになっているので、心配しないでほしい」と呼び掛けました。
 また、台湾の複数の製薬会社によるワクチンの開発も進んでおり、7月末までには供給が始まるという見通しを示しています。
 台湾では渡航制限や隔離などの対策を厳格に実施し、海外から到着した人などを除いた域内での感染を少なく抑え込んできました。
 こうした中、感染が拡大した切っ掛けの1つと見なされているのが、国際線のパイロットの感染。
 海外から到着した人の隔離期間は原則として14日間ですが、航空会社のパイロットは例外扱いとされ、最も短かった時期には3日間でした。
 4月20日以降、国際線のパイロットや乗組員、その家族への感染が相次いで確認されました。
 感染は、隔離先となっていたホテルの従業員らにも広がりました。これらの人たちは、台北市や近隣地域の飲食店などに立ち寄っていたということです。
 また、5月に入ると、海外への渡航歴がない人の感染確認が増え始め、接待を伴う飲食店やゲームセンターでクラスターが発生しました。
 台湾当局は11日、全域の警戒レベルを4段階の上から3番目に引き上げました。
 その後も毎日2ケタの感染確認が続き、15日には前日までの1年余の累計164人を一気に上回る180人の新規感染が確認され、特に感染者が多い台北市と新北市の警戒レベルが上から2番目に引き上げられました。

 2021年5月18日(火)




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