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■アステラス製薬の眼疾治療薬「アイザーヴェイ」、アメリカで承認 現地子会社が開発 [健康ダイジェスト]

 アステラス製薬は5日、眼疾治療薬「アイザーヴェイ」について、アメリカ食品医薬品局(FDA)から4日付(現地時間)で承認されたと発表しました。ピーク時売上高は非開示ながら、年間売上高10億ドルを超える大型薬「ブロックバスター」になることを期待しています。
 アイザーヴェイは7月に子会社化したアメリカのアイベリック・バイオ社が開発しました。目の細胞の機能が中心部から衰えていく地図状委縮を伴う加齢黄斑変性に対する核酸医薬品。加齢黄斑変性は老化などによって視力低下や失明を引き起こす難病で、新薬は治療に向けた新たな選択肢となる可能性があります。
 臨床試験(治験)では、地図状委縮の進行速度の抑制が早い例で投与後6カ月時点でみられたといいます。最初の1年間で進行速度を最大35%抑制したことも確認できました。
 アステラス製薬の主力薬である前立腺がん薬「イクスタンジ」は2023年3月期の売上高が約6600億円と、連結売上高の4割強を占めます。ただ、イクスタンジは2027年ごろから特許切れを迎えます。医薬品は特許が切れると後発薬が登場し、収益が激減します。
 アステラス製薬はイクスタンジの独占期間満了による売り上げ減少を補う収益の柱の一つとして、更年期障害向け治療薬「フェゾリネタント」などとともに「アイザーヴェイ」を位置付けています。今後2〜4週間以内にアメリカでアイザーヴェイを発売する予定。
 アステラス製薬は、2024年3月期連結業績への影響は「精査中」としています。
 地図状委縮は、アメリカで約150 万人に影響を及ぼしています。しかし、アメリカで地図状委縮を患っている人の約75%は未診断と考えられています。適切なタイミングでの治療がなければ、地図状委縮患者の推定66%が失明または重度の視覚障害になる可能性があります。

 2023年8月6日(日)

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■世界の平均海面水温、過去最高の20・96度を記録 コペルニクス気候変動サービスが発表 [健康ダイジェスト]

 イギリスなどの複数のメディアは、世界の平均海面水温が今週、過去最高を記録したと、ヨーロッパ連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」が明らかにしたことを伝えました。
 イギリスの公共放送BBCは4日、世界の平均海面水温が今週、20・96度に達し、記録が残る1979年以降最も高くなったと「コペルニクス気候変動サービス」が明らかにしたと伝えました。
 これまでの記録は2016年の20・95度で、これは南米ペルー沖から太平洋中部の赤道域で、海面水温が平年よりも高くなるエルニーニョ現象の影響を受けたものだったということです。
 そして、海面水温が高くなることで、氷河が溶けやすくなって海面が上昇したり、水中に吸収される二酸化炭素の量が減ったりして、気候全体に影響を与えかねないという見方を伝えています。
 また、専門家の話として例年、海面水温が最も高くなるのは8月ではなく3月だとして、今後、来年3月までの間にさらに海面水温が高くなる恐れがあるとの懸念を示しています。
 今年は陸地でも世界的に記録的な暑さとなっていて、世界気象機関(WMO)によりますと、中国の新疆ウイグル自治区のトルファン市では7月16日に52・2度を、北アフリカのチュニジアの首都チュニスでも7月24日に49度を記録しています。

 2023年8月6日(日)

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■新型コロナウイルス秋接種、9月20日開始 XBB対応1価ワクチンを使用 [健康ダイジェスト]

 接種可能なすべての年代を対象とする新型コロナウイルスワクチンの秋接種を巡り、厚生労働省は6日までに、現在流行の主流となっているオミクロン型の派生型「XBB」に対応した1価ワクチンを使い9月20日から始めると、都道府県などに周知しました。
 ファイザーはXBB対応品の対象を生後6カ月以上として承認申請しています。モデルナは12歳以上で申請したと発表していたものの、その後6歳以上に訂正しました。
 高齢者や基礎疾患がある人、医療従事者らを対象に5月から始まった春接種は9月19日で終了。厚労省は、希望者に早めの予約を呼び掛けるよう自治体に要請しました。

 2023年8月6日(日)

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