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■用語 グルコサミン [用語(か行)]

[レストラン]グルコサミンとは、糖とアミノ酸が結合したアミノ糖の一種で、人体の軟骨を作る材料の一つです。
 加齢や肥満による関節の酷使に加え、代謝の低下や運動不足によって軟骨の再生不良が起こった際、腰痛や膝(ひざ)の痛み、進行すれば関節炎などを招く恐れがあります。これらの症状は、グルコサミンを摂取することで改善されると見なされています。新しい軟骨の生成を促進し、関節炎の進行を食い止めて、場合によって治癒に向かう効果があります。
 日本では最近、医師が処方する薬からサプリメントまで含めて、グルコサミンが一般化されてきましたが、ヨーロッパでは従来から、関節炎の治療薬として用いられてきました。
 このグルコサミンは、自然界の中では、カニやエビなどの甲殻類の外皮を形成するキチン質の構成糖や、ヤマノイモなどのネバネバ成分であるムコ多糖として存在し、ウナギやカキ、フカヒレなどにも含まれています。
 グルコサミンのサプリメントや健康食品は、甲殻類から得られるキチンを塩酸などで分解して製造した単一成分、またはコンドロイチンとの混合物として販売されています。 
 なお、経口摂取で有効性が示唆されているのは、骨関節炎に対する塩酸グルコサミンと硫酸グルコサミンの作用、顎(がく)関節炎に対する硫酸グルコサミンの作用です。重篤な長期間の骨関節炎の痛みの緩和には、経口摂取は効果がないことが示唆されています。




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