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■2人目の脳死臓器提供 移植手術が5病院で終了 [健康ダイジェスト]

 日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)は19日、近畿地方の病院に入院中の18歳以上の男性が改正臓器移植法に基づいて脳死と判定され、臓器提供に向けた手続きを始めたと発表しました。男性は提供の意思を書面で残していませんでしたが、家族が提供を承諾しました。
 7月17日の改正法施行で、脳死になった人の意思が書面で確認できない場合に家族の承諾で提供できるようになりました。書面だけでなく、口頭でも提供の意思を示していなかった人からの提供は初めて。家族の承諾のみでの提供としては、今月9日の関東甲信越地方の病院に入院していた男性に次いで2人目。
 移植ネットによると、2人目の男性は家族とも臓器提供について話したことはありませんでしたが、意思表示カードは持っておらず、保険証でも提供を拒否する意思がないことを確認したといいます。
 遺族は、「もう助からないならどこかで体の一部が生きていたらうれしい。元気な体なのでたくさんの人の役に立ってほしい」と話したといいます。
 1回目の脳死判定は18日夜、2回目は19日午前4時20分すぎに終了し、法的に脳死と判定されました。
 20日朝までに、心臓は東京大病院(東京都文京区)、両肺は大阪大病院(大阪府吹田市)、肝臓は京都大病院(京都市)、片方の腎臓は神戸大病院(神戸市)、もう一つの腎臓と膵臓は名古屋第二赤十字病院(名古屋市)の5病院で移植手術が実施され、終了しました。いずれも患者の経過は良好といいます。

 2010年8月20日(金)

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