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■怒りっぽい人は心臓病再発少ない 日本医科大が研究報告 [健康ダイジェスト]

 気が短かったり、怒りっぽかったりする人は、心筋梗塞など重い心臓病になっても再発しにくいとする研究報告を日本医科大学の研究グループがまとめました。
 怒りを素直に表現できる人は、心臓への負担が軽くなっているのではないかということです。
 この研究を行ったのは日本医科大学の水野杏一名誉教授らの研究グループです。
 グループでは心筋梗塞や心不全など重い心臓病で入院した患者414人を対象に、退院時に怒りっぽい性格かどうかを判定する検査を受けてもらいました。
 この検査は、「他人の間違いで自分が遅れると腹が立つ」など10項目にどの程度当てはまるかを答えるもので、グループでは、その後、2年半にわたって患者を追跡調査しました。
 その結果、怒りっぽい性格だと判定された患者は、そうでない患者に比べ、心臓病を再発するなどして入院したり死亡したりする割合が半分程度だったということです。
 また、「うつ状態」かどうかを判定する別の検査も行ったところ、「うつ状態」の患者は、そうでない患者に比べ、再発などによる入院や死亡の割合が2倍だったこともわかりました。
 「怒り」の感情は、一般に心臓への負担を増やすと考えられているということですが、水野名誉教授は、「怒りの感情を素直に表現できる人はストレスが減り、リスクも低くなるのではないか」と話しています。

 2013年11月27日(水)

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