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■マダニ感染症で宮崎市の男性死亡、国内22人目  全国で感染に注意を [健康ダイジェスト]

 宮崎市は10日、マダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に同市の70歳代男性が感染し、死亡したと発表しました。
 国内での死亡確認は22人目、宮崎県内では昨年12月以来4人目。今年に入ってからの国内での死亡確認としては、1人目です。
 マダニは春から秋にかけてが活動期に当たり、国立感染症研究所は全国的に注意するよう警鐘を鳴らしています。
 SFTSは、ウイルスを保有するマダニにかまれることで感染。6日~2週間ほどの潜伏期間を経て発熱や嘔吐、下痢、食欲低下などの症状が出て、重症化すると呼吸不全や下血などを引き起こします。
 宮崎市によると、70歳代男性は3月末から微熱があり、4月4日に医療機関を受診し、8日に死亡。ダニにかまれた痕があり、国立感染症研究所でSFTSウイルスと確認されました。男性に海外渡航歴はなく、山に入ったこともなかったといいます。
 国内では昨年1月に初めて発症例が報告され、これで発症患者は54人、うち死者は22人となりました。発症例はこれまでのところ西日本のみですが、国立感染症研究所が九州から北海道までの26道府県でマダニを調べたところ、23道府県でSFTSウイルスが検出され、マダニは全国に分布しているとみられています。
 マダニは、鹿やイノシシなど野生動物の住む草むらや畑、民家の裏山に生息しており、春から秋にかけて活動します。東日本でも感染する可能性があり、国立感染症研究所は野外活動の際は肌の露出を避けるなどの対策を促しています。

 2014年4月11日(金) 




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