■診察室での電源オフは不要 医療機関での携帯使用に新指針 [健康ダイジェスト]
病院など医療機関での携帯電話の使い方について、携帯電話業界などでつくる「電波環境協議会」は、新しい指針案をまとめました。
現在の指針では「電源を切ること」としている診察室は電源を切らなくてもいいなど、一部の制限を緩めました。それぞれの医療機関でルールをつくる際に、役立ててもらいます。
現在の指針は1997年につくられました。当時は、医療機器などに影響する電磁波の強い携帯電話が多かったため、医療機関では原則として使用を禁じ、手術室や集中治療室では携帯電話を持ち込まない、診察室や病室などでは電源を切ることになっています。
新しい指針案は、携帯電話やスマートフォンの電磁波が弱まっていることや、医療機器の性能が向上していることもあり、患者や医療機関を訪れた人向けに使える場所と使えない場所を分けました。
電磁波の影響が心配な機器から携帯を離す目安は、「1メートル程度」としました。
診察室では、携帯電話の使用を控えるよう求めましたが、電源を切る必要はありません。患者が入院している病室では、機器への影響が少ないとして、携帯を使用できます。ただし、多人数の病室では、通話の制限などのマナー上の配慮が必要としました。
食堂、待合室、廊下、エレベーターホールでは、携帯を使用できますが、使用制限エリアに隣接の場合は必要に応じて制限し、歩きながらの使用は控えるよう求めました。
総務省や厚生労働省、日本医師会、携帯大手3社などでつくる電波環境協議会の作業部会が、1月30日から新しい指針案を検討してきました。8月中にも正式に決めます。
2014年7月2日(水)
現在の指針では「電源を切ること」としている診察室は電源を切らなくてもいいなど、一部の制限を緩めました。それぞれの医療機関でルールをつくる際に、役立ててもらいます。
現在の指針は1997年につくられました。当時は、医療機器などに影響する電磁波の強い携帯電話が多かったため、医療機関では原則として使用を禁じ、手術室や集中治療室では携帯電話を持ち込まない、診察室や病室などでは電源を切ることになっています。
新しい指針案は、携帯電話やスマートフォンの電磁波が弱まっていることや、医療機器の性能が向上していることもあり、患者や医療機関を訪れた人向けに使える場所と使えない場所を分けました。
電磁波の影響が心配な機器から携帯を離す目安は、「1メートル程度」としました。
診察室では、携帯電話の使用を控えるよう求めましたが、電源を切る必要はありません。患者が入院している病室では、機器への影響が少ないとして、携帯を使用できます。ただし、多人数の病室では、通話の制限などのマナー上の配慮が必要としました。
食堂、待合室、廊下、エレベーターホールでは、携帯を使用できますが、使用制限エリアに隣接の場合は必要に応じて制限し、歩きながらの使用は控えるよう求めました。
総務省や厚生労働省、日本医師会、携帯大手3社などでつくる電波環境協議会の作業部会が、1月30日から新しい指針案を検討してきました。8月中にも正式に決めます。
2014年7月2日(水)
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