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■熱中症の疑い、全国で1人死亡561人搬送 43の都道府県に波及 [健康ダイジェスト]

 24日は全国的に厳しい暑さとなり、午後0時時点で、全国9地点で35度以上を記録。気象庁は28都府県に高温注意情報を出し、熱中症への注意を呼び掛けました。
 マスコミが各地の消防や警察に取材して、午後5時現在でまとめたところ、熱中症とみられる症状で、全国で少なくとも561人が病院に搬送され、1人が死亡、2人が意識不明の重体となりました。
 熱中症とみられる症状で病院に搬送された人は、千葉県が54人、埼玉県が52人、東京都が45人、神奈川県が29人、福岡県が28人など、合わせて43の都道府県に及びました。
 このうち、愛媛県四国中央市では、90歳の女性が自宅の前で倒れているのが見付かり、病院に搬送された後、死亡が確認されました。消防によりますと、症状などから熱中症の疑いがあると診断されました。
 このほか、徳島県と長崎県では、合わせて2人が意識不明の重体となっています。
 東京都心でも午後0時時点で33・5度と厳しい暑さになり、東京消防庁の総合指令室には、昼すぎから「熱くてふらふらする」とか「家族が汗をかいて部屋の中でぐったりしている」など、熱中症の症状を訴える119番通報が相次いで寄せられました。
  通報を受けた職員は、具体的な症状などを聞き取った上で、熱中症の疑いがあることを確認して、救急車を手配するなど対応に追われていました。
 東京消防庁によりますと、管内では午後5時までに熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人は、45人に上ったということです。
 梅雨が明けて気温が上がるこの時期は、暑さに体が慣れていないため、熱中症にかかりやすく、梅雨明け翌日となった23日は、熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人は99人と、今年に入って最も多くなったということです。
 東京消防庁防災安全課の木下有紀消防士長は、「これからが本格的な暑さになるので、気を付けなければならない。管内の昨年のケースでは、熱中症を訴える人のうち、全体の半数近くが65歳以上のお年寄りだった。お年寄りは冷房を使わない傾向があるが、適切に使用した上で、水分をこまめに補給して欲しい」と呼び掛けています。
 今週末までは、多くの地域で最高気温が30度を超える予報で、宇都宮や長野では34度、大阪や名古屋では36度に達する日もありそうです。

 2014年7月24日(木)

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