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■2010年代、10年間の平均気温で過去最高に 世界気象機関が報告 [健康ダイジェスト]

 国連(UN)の世界気象機関(WMO)は3日、2010年代の10年間の平均気温が過去最高になるとの見通しを明らかにしました。
 WMOによると、今年これまでの世界の平均気温は、産業革命前の1850~1900年の平均より1・1度高くなり、1850年の観測開始以来トップ3の高さ。エルニーニョ現象が発生していない年としては過去最高となる見通し。
 さらに、2019年の大気中の二酸化炭素濃度も化石燃料の燃焼やインフラ整備、農業や物流などによる人為的な二酸化炭素排出によって過去最高を更新する見通しで、さらなる温暖化は避けられないといいます。
 気候変動は決して将来世代が直面する事象ではなく、WMOの報告によると、2019年上半期には1000万人超が国内避難を余儀なくされました。うち700万人が避難した直接的な原因は、嵐や洪水、干ばつなどの異常気象事象でした。異常気象によって避難を余儀なくされる人の数は、今年末までに2200万人に上る可能性もあります。
 スペインの首都マドリードでは現在、2015年に採択された地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」のまだ決まっていない規定についての合意を目指し、各国が議論を交わしています。パリ協定は、産業革命以前からの気温上昇を2度よりも「十分低く」抑えるのを目標としています。

 2019年12月4日(水)

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