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■ゲノム編集の新手法「キャス3」を開発  大阪大の研究チーム [健康ダイジェスト]

 自在に遺伝子を操作でき、農水産物の品質改良や病気の治療法の開発などへの応用が進む「ゲノム編集」について、大阪大学などの研究チームが新しい手法を開発しました。これまでの手法より精度が高く、使い勝手がよいのが特徴だとしています。
 ゲノム編集は、遺伝情報を自在に書き換え遺伝子を操作できる技術で、2012年にアメリカの研究グループが「クリスパー・キャス9」という手法を発表して以降、この技術を生かして、収穫量の多いイネや体の大きなタイといった農水産物や、がんなど、さまざまな病気の治療法の開発を目指す研究が世界中で進められています。
 大阪大学大学院医学系研究科の真下知士准教授(動物遺伝学)らの研究チームは、ゲノム編集の新たな手法を開発したと発表しました。
 新たな手法では、編集する場所を決める「ガイドRNA」という物質を違う種類に変え、一度に広い範囲の遺伝情報を認識できるようにしました。
 その結果、精度が上がり、狙っていない場所を書き換えてしまう確率を大幅に下げることができたということです。
 研究チームは、この手法を「クリスパー・キャス3」と名付け、実際に人のiPS細胞で遺伝子を操作できたということです。
 従来の手法は特許を巡る争いが続いているため、企業が利用しづらくなっており、真下准教授は「自分たちの手法は国産の技術なので、国内の企業にとって使い勝手がよい。新たな研究や製品開発につながってほしい」と話しています。

 2019年12月6日(金)

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DannyVor

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by DannyVor (2019-12-07 12:32) 

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