SSブログ

■紹介状なしの大病院受診、追加負担を数千円上乗せへ 大病院の対象は200床以上に [健康ダイジェスト]

 政府は200以上のベッド(病床)がある病院を対象に、紹介状がない患者が受診した際に一定額を上乗せする制度を導入する方針です。患者が3割の窓口負担とは別に5000円以上を追加負担する現行制度に数千円を上乗せし、公的医療保険の給付を減らす仕組みを設けます。
 高齢者の増加や医療の高度化で医療費は増え続け、世代間の不公平感があります。定額負担の導入で、医療保険の支出の伸びを抑えます。患者側は、追加の負担をしても設備が整った大きな病院を選ぶのか判断を迫られます。
 現在も病床400以上の420病院を対象に、紹介状を持たずに受診した患者に特別料金を求めています。原則3割という定率の窓口負担に加えて、初診で5000円以上、再診で2500円以上です。病院が法定の診療報酬とは別に上乗せ分として受け取っています。
 いわゆる大病院の対象を400床以上から200床以上に広げる上、大病院を受診した患者はさらに1000~3000円程度の支払いをしなければならなくなります。この加算される額は病院に回らず、公的医療保険に充てます。
 紹介状のない大病院にゆく際には今までよりもお金がかかるため、軽症患者はまず、中小病院や診療所の「かかりつけ医」を訪れる可能性があります。大病院が救急や重病患者を優先できる体制をつくりやすくなります。
 政府の全世代型社会保障検討会議(議長・安倍晋三首相)が19日にもまとめる中間報告に盛り込みます。受診時定額負担は紹介状なしの大病院に限定します。すべての病院で一律に100円などを負担する制度は見送り、検討課題にします。

 2017年12月13日(金)

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。