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■15都県で花粉シーズン入り、東海など平年より5~10日早く 記録的な暖冬が影響 [健康ダイジェスト]

 気象情報会社「ウェザーニューズ」(千葉市美浜区)は6日、関東地方や東海地方、九州北部などで本格的花粉シーズンに突入したと発表しました。暖冬の影響で花粉シーズンが平年より早まり、5日までに1都14県で花粉が観測されました。飛散は今後も徐々に増え、2月中旬にかけて西・東日本の広範囲に拡大する見通し。
 ウェザーニューズの「第3回花粉飛散傾向」の速報によると、5日までに東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県、山口県、愛媛県、福岡県、長崎県、大分県、熊本県の1都14県で、花粉観測機「ポールンロボ」によって基準を超える花粉の飛散が観測されました。
 今後も飛散が徐々に増える見込みであり、ユーザーからの花粉症の症状報告でも「つらい」「ややつらい」という回答が増加していることを総合して、6日に花粉シーズンに突入したことを発表しました。花粉シーズンの開始時期は、関東ではおおむね平年並みとなりましたが、東海や九州北部など、そのほかの県では平年より5~10日前後早まりました。
 スギの雄花は、暖かくなると花粉を飛ばし始めます。2019~2020年の冬は寒気の流れ込みが弱く、記録的な暖冬となり、全国的に平年を上回る暖かさとなりました。平年より気温の高い日が多かったためスギの雄花が開き、東京都内では3日ごろから花粉が飛び始め、5日に強い風が吹いたことも影響して、スギ花粉の飛散シーズンに突入したと考えられるといいます。
 6日現在、今季一番の強い寒気が流れ込んでいるものの、ウェザーニューズでは寒気が去る2月中旬には日本付近に再び暖かい空気が流れ込み、全国的に気温が上昇すると予想。季節外れの暖かさとなり、西日本と東日本の広範囲で花粉シーズンに入り、すでに花粉シーズンに入っている関東地方や東海地方、九州北部などでは本格的な飛散が始まる可能性を指摘しています。2月下旬にかけては、東北地方でも飛散が始まる見込みとなっており、暖冬の影響で飛散開始・ピークともに平年より早くなる可能性があるといいます。
 花粉シーズンに入ってからは、1週間~10日くらいで花粉の飛散が本格化します。スギ花粉の飛散ピーク予想は、西日本と、北陸を除く東日本の全域が2月中旬。北陸や東北は2月下旬~3月中旬。3月後半になると、スギ花粉の飛散は徐々にピークを越え、西日本からヒノキ花粉の飛散が増えてきます。
 ヒノキ花粉の飛散ピーク予想は、西日本と東日本を中心に3月中旬~4月中旬。シラカバ花粉が飛散する北海道は、道南・道央でゴールデンウィーク前後、道北・道東で5月中旬に飛散ピークを迎えると予想されています。
 2020年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は、東北の一部で平年を上回る地域があるものの、ほぼ全国的に平年を下回る予想。全国平均では、平年の85%程度とみられています。ただし、総飛散量が少なくても、一時的・局地的に大量の花粉が飛散することがあるため、油断せず対策はしっかり行う必要があり、まだ花粉シーズンに入っていない地域の人も早めの花粉対策が大切になりそうです。

 2020年2月7日(金)

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