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■はしかのワクチン1億人が接種できず、新型コロナウイルスで ユニセス発表 [健康ダイジェスト]

 国連児童基金(ユニセス)は新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大している影響で、各地ではしか(麻疹)のワクチンの予防接種が中断され、1億人を超える子供が予防接種を受ける機会を逃す恐れがあると発表し、新型コロナウイルスはほかの感染症のリスクも高めています。
 はしかは非常に強い感染力を持つ感染症で、世界保健機関(WHO)によりますと2018年には世界で14万人が死亡しています。
 ユニセフは14日声明を出し、はしかの予防接種について「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、はしかワクチンの予防接種が中断され、世界で1億1700万人を超える子供が接種の機会を逃がしてしまう」と発表しました。
 外出制限などの影響で、ブラジルやコンゴ民主共和国など少なくとも24の国で、はしかの予防接種が中断され、さらに多くの国でも中断される見通しだということです。
 ユニセフでは、それぞれの国や地域に対し、予防接種の機会を逃した子供を把握し、可能になり次第、直ちに接種するよう要請しています。
 はしかには高い予防効果のあるワクチンがあり、予防接種によって感染を防げますが、ここ数年、ワクチンの接種率が低下し、感染者の数は増加する傾向にあります。
 はしかのほか、風疹やポリオの接種にも影響が出ているということで、新型コロナウイルスの感染拡大はほかの感染症のリスクも高めています。
 WHOによると、はしかはワクチンを2回摂取していればほぼ確実に感染せず、人口の95%が一度摂取していれば大流行も防げるといいます。ただ、ワクチンが行き届いていない国は多く、2018年には乳児や子供を中心に14万人が死亡しました。

 2020年4月15日(水)

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