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■発症2日前、1メートル以内、15分以上 新型コロナウイルスで濃厚接触者の定義変更 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスに感染した人の「濃厚接触者」について、厚生労働省は定義を見直し、「発症の2日前から1メートル以内で15分以上接触した人」などと改めました。濃厚接触者は保健所の健康観察の対象となりますが、今回の変更で全国的に増加する見通しです。
 新型コロナウイルスの感染者が確認された場合、保健所は濃厚接触者を特定して発熱などがないかを確認する健康観察を行い、必要な場合はウイルス検査を実施するとともに外出を控えるよう求めています。
 厚労省が所管する国立感染症研究所は、濃厚接触者の定義を見直し、ホームページで20日付で公開した「積極的疫学調査実施要領」で公表しました。
 それによりますと、従前は発症日以降に接触した人が対象となっていましたが、これを「発症の2日前から接触した人」に早めました。
 その一方で、これまで「2メートル以内を目安に会話などをしていた人」としてきた定義を、「1メートル以内を目安に15分以上接触した人」に変更しました。
 厚労省によりますと、これらの定義に該当しても、感染者がマスクの着用や手の消毒など周囲を感染させない対策を取っていた場合は原則、濃厚接触者にはならないということです。マスクには不織布のサージカルマスクだけでなく、布マスクも含まれるといいます。
 世界保健機関(WHO)が3月20日に、濃厚接触者の定義を同じように改めたことを受けての対応だとしています。
 今回の定義の変更で濃厚接触者となる人は全国的に増加するとみられ、厚労省は、保健所が健康観察を行う際に人手を十分に確保できない場合は高齢者などを除いて、本人から健康状態の申告を受ける体制に切り替えるよう通知しました。

 2020年4月21日(火)

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