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■アメリカ子会社の人工呼吸器が日本で迅速承認 日本光電  [健康ダイジェスト]

 日本光電は24日、アメリカの子会社が製造販売している人工呼吸器について、日本での製造販売承認を取得したと発表しました。新型コロナウイルスに感染した重症の肺炎患者の治療に使えます。通常は3~4カ月かかる審査期間が、4営業日と異例の早さで決まりました。
 承認を得たのは、アメリカ子会社の日本光電オレンジメッド(カリフォルニア州)で生産している気管挿管型の人工呼吸器。2019年に発売し、アメリカやヨーロッパなど向けに年数百台を販売してきました。
 日本光電の群馬県の工場に同製品の生産ラインを導入し、7月をめどに国内の医療機関向けに供給を始めます。ほかの医療機器の生産担当者を人工呼吸器に振り向けるなどして、年間で300~400台を生産する計画。部品供給など生産面では、自動車メーカーや電機メーカーの協力も得ます。
 21日に承認申請し、24日に承認を得ました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厚生労働省は13日、人工呼吸器の審査を迅速化する旨の事務連絡を出したことを受け、医薬品医療機器総合機構が異例の速さで審査を進めました。
 後発医療機器として、日本ですでに承認されている人工呼吸器との性能の同等性を評価して承認されました。
 日本光電は15日には、群馬県の工場で生産しているマスク型人工呼吸器を従来比で約5倍の半年で計1000台に増産することも発表しました。マスク型は、主に軽症の肺炎患者の治療に使います。
 日本光電は、マスク型人工呼吸器の国内唯一のメーカー。気管挿管型の人工呼吸器については、ハミルトンメディカル(スイス)から輸入販売しています。

 2020年4月25日(土)

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