■ブラジル、死者5000人を超え中国上回る 新型コロナウイルス [健康ダイジェスト]
南米のブラジルでは、新型コロナウイルスの感染が都市部を中心に急速に広まっており、28日時点で死者の数は5000人を超え、中国を上回りました。
ブラジル政府によりますと、28日、新型コロナウイルスの感染者は前日に比べて5385人増えて7万1886人となり、死者数は474人増えて5017人となりました。
死者の数は、最初に新型コロナウイルスの感染が確認された中国の公式集計を上回りました。また、感染者の数ではロシアやトルコを下回っているものの、死者の数は両国を大きく上回っています。
中国と距離的に遠い南米のブラジルでは、当初新型コロナウイルスの感染はほとんど確認されていませんでした。
しかし、ヨーロッパを旅行した後にブラジルに戻った人から感染が広まり始め、現在は最大都市サンパウロを中心に貧困地域などで急速に感染が拡大しています。
死者数は1週間で約7割増えており、欧米のような感染爆発が始まっているもようですが、ジャイール・ボルソナロ大統領自らは、サンパウロ州など多くの州で3月下旬から出されている外出自粛令に反対するなど、社会隔離政策が道半ばで、今後も感染が拡大する可能性が高まっています。
ボルソナロ大統領は「経済が破壊される」として、16日には経済規制に同調する保健相を解任するなど、5月11日にも経済活動を再開させる考えを示しています。
2020年4月29日(水)
ブラジル政府によりますと、28日、新型コロナウイルスの感染者は前日に比べて5385人増えて7万1886人となり、死者数は474人増えて5017人となりました。
死者の数は、最初に新型コロナウイルスの感染が確認された中国の公式集計を上回りました。また、感染者の数ではロシアやトルコを下回っているものの、死者の数は両国を大きく上回っています。
中国と距離的に遠い南米のブラジルでは、当初新型コロナウイルスの感染はほとんど確認されていませんでした。
しかし、ヨーロッパを旅行した後にブラジルに戻った人から感染が広まり始め、現在は最大都市サンパウロを中心に貧困地域などで急速に感染が拡大しています。
死者数は1週間で約7割増えており、欧米のような感染爆発が始まっているもようですが、ジャイール・ボルソナロ大統領自らは、サンパウロ州など多くの州で3月下旬から出されている外出自粛令に反対するなど、社会隔離政策が道半ばで、今後も感染が拡大する可能性が高まっています。
ボルソナロ大統領は「経済が破壊される」として、16日には経済規制に同調する保健相を解任するなど、5月11日にも経済活動を再開させる考えを示しています。
2020年4月29日(水)
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