■新型コロナウイルス、世界の感染者689万人余で死者40万人弱 オランダ、ミンク1500匹を殺処分

　アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の日本時間の７日午後３時時点のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は世界全体で689万7225人で、亡くなった人は39万9789人となっています。
　このうち感染者が最も多いのはアメリカで192万61人、次いでブラジルが67万2846人、ロシアが45万8102人、イギリスが28万6294人、インドが24万7040人、スペインが24万1310人となっています。
　一方、亡くなった人が最も多いのもアメリカで10万9802人、次いでイギリスが４万548人、ブラジルが３万5930人、イタリアが３万3846人、フランスが２万9145人、スペインが２万7135人となっています。
　オランダの農場で従業員がミンクから新型コロナウイルスに感染したとみられる事例が確認されたことを受けて、同国当局は６日、ミンク1500匹超の殺処分を開始しました。
　殺処分が始まったのは、オランダの新型コロナウイルス流行中心地である南部のミンク農場。動物愛護団体２団体が殺処分の中止を求めたため、当初の予定より遅れての開始となりました。裁判所は５日、動物愛護団体の訴えを退けていました。
　オランダ食品消費者製品安全庁のフレデリック・ハーミー報道官は、南部ドゥールネにある農場で殺処分が始まり、「この農場には雌のミンク約1500匹がおり、それぞれに４、５匹の子供がいる」と述べ、殺処分には一酸化炭素が使用されたと続けました。
　これに先立ち農業省は３日、ミンク１万匹超の殺処分計画を発表していました。
　ハーミー報道官によると、ほかの９カ所の農場でも殺処分が行われる予定だといいます。
　オランダ当局は５月、新型コロナウイルスがミンクから人へ感染したとみられる２件の事例を報告。世界保健機関（ＷＨＯ）が、「動物から人への感染として知られる初の事例」である可能性を指摘していました。

　２０２０年６月７日（日）

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