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■新型コロナウイルス、人口密度が高い地域ほど流行が長期化 名工大が分析  [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスは人口密度が高い地域ほど流行が収束するまでの期間が長くなり、感染者や死者の数も増える傾向にあるという分析結果を名古屋工業大学の研究チームが17日、まとめました。
 分析を行ったのは、名古屋工業大学の平田晃正教授(医用工学)らの研究チームです。
 研究チームでは新型コロナウイルスの感染にどういった要因が影響しているかを調べるため、新規感染者が1日に10人以上報告されたことがある19の都府県を対象に、緊急事態宣言が全面解除された5月25日までのさまざまな統計データとの関係を分析しました。
 その結果、流行が収束するまでの期間と最も関連があったのは「人口密度」で、人口密度が高いほど、感染拡大が続く期間や収束までにかかる期間が長くなる傾向にあることがわかったということです。
 さらに、このうち死者が4人以上報告された14の都府県については、人口密度や高齢者の割合が高いほど、感染者数や死者数が増える傾向がありました。
 相関関係は強くはないものの、気温や湿度が高くなると感染者や死者の数が減る可能性があることもわかったということです。
 分析を行った平田教授は、「完全に収束するまでソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つことの大切さが改めて明らかになった。流行の第2波が懸念される中、今回の結果をモデル化することができれば、地域ごとの感染の拡大を予測するのに役立つはずだ」と話しています。

 2020年6月17日(水)

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