■東京都で41人感染確認、うち10人は夜の繁華街の関係者 新型コロナウイルス

　東京都は18日、新たに10歳代から80歳代の男女合わせて41人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。１日の感染の確認が40人以上となるのは、15日以来です。
　感染経路が特定されていない人が22人に上り、10歳代から30歳代が28人と全体の約７割を占めました。都内の感染者は、計5674人になりました。
　41人のうち10人はホストクラブやキャバクラの従業員と客で、「夜の繁華街」での感染とみられます。すでに複数の感染者が出ている小金井市の武蔵野中央病院では、新たに５人の感染が確認され、同院に関連した感染者は計58人となりました。
　都内では14、15日に新宿エリアを中心とした夜の街で多くの感染が確認され、40人を超える高い水準となっていました。いずれの日も、新宿区が感染者を確認した店舗の全従業員を検査する「集団検査」の数を含むため増加しました。
　18日の確認分に、集団検査で判明した感染者は入っていません。新規感染が40人を超え、都福祉保健局は「どこにでも感染リスクはあるので、注意して感染防止に努めていただきたい」と呼び掛けました。
　小池百合子知事は同日、都庁で記者団に「この後、いくつかの店で関係者が多く（検査を）受けているので、また来週は多い数字が出てくる可能性がある」と話しました。
　19日にはスナックなどの接客飲食業に対する休業要請が解除される予定で、都は夜の街での感染防止策を呼び掛けています。
　一方、18日は、都内で死亡が確認された人の発表はありませんでした。

　２０２０年６月１８日（木）

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