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■WHO事務局長、「パンデミックはいまだ加速」 新型コロナウイルスの影響は数十年とも [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は19日、オンライン上で開催された会議で、世界全体で新型コロナウイルスの1日当たりの新たな感染者の数が、これまでで最も多くなったことを明らかにし、パンデミック(世界的な大流行)がいまだに加速しており、その影響は今後数十年も感じられることになると述べました。
 このうち、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカの感染者は日本時間22日午後6時点で、累計で228万969人に上り、世界で最も多くなっています。
 1日当たりの感染者の数については、今年4月、多い時で3万6000人を超えましたが、その後、減少傾向にありました。しかし、6月20日の時点でおよそ3万2500人の感染が確認されるなど、再び増加傾向にあります。
 感染者が急増している州の多くは、比較的早い時期に経済活動を再開しており、専門家からは再開が早すぎたとする指摘が出ています。
 また、世界で感染者が番目に多いブラジルでは、22日午後6時時点で108万3341人に上り、累計で100万人を超えました。
 1日当たりの感染者の数は、19日の時点で5万4000人を超え、ここ数日、急増しています。
 最大都市のサンパウロなど多くの都市で、3月中旬から経済活動が段階的に再開されており、専門家の間では、経済活動が次々と再開されていることに懸念の声が上がっています。
 また、インドでも1日当たりの感染者の数は、増加傾向が続いています。
 このところ、1日当たりおよそ1万5000人の感染が確認されていて、累計の感染者は22日午後6時時点で42万5282人に上っています。
 インドは感染拡大が抑えられない中、落ち込んだ経済の回復を優先し、3月下旬に始めた外出制限を段階的に緩和しており、6月からは商店や飲食店の営業も本格的に再開しました。
 また、国内線の運航を始め、公共交通機関も順次再開しており、人の移動や接触が大幅に増えたことが影響し、1日当たりの新規感染者数も増加傾向が続き、感染のピークはまだ先だとみられています。
 特に、首都ニューデリーや商業都市ムンバイなどの都市部で感染が広がっており、医療体制もひっ迫しつつあります。

 2020年6月22日(月)

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