SSブログ

■脳性まひの子供にきょうだいの臍帯血移植  高知大が臨床研究へ [健康ダイジェスト]

 脳性まひの子供に対し、きょうだいの臍帯(さいたい)血に含まれる細胞を使い、脳障害の改善を狙う再生医療の臨床研究を高知大学が始めます。厚生労働省の再生医療に関する部会が24日、了承しました。
 対象は脳性まひと診断された1歳以上7歳未満の8人で、民間バンクに凍結保存したきょうだいの臍帯血を輸血します。免疫の型が一部合うことが条件で、輸血後2年間、安全性や運動障害の改善効果などを調べます。
 脳性まひは、出産前後に脳が損傷されることで起きます。根本的な治療法はなく、リハビリなどが中心になります。
 臍帯血は、母親と赤ちゃんをつなぐへその緒にある血液。血液のもととなる造血幹細胞が多く含まれ、白血病の治療などに使われています。ほかにもさまざまな細胞に変化する幹細胞が含まれ、再生医療への応用が期待されています。幹細胞から出る物質は損傷した部位の炎症を抑えたり、血管や神経のネットワークを新たにつくったりする働きがあるとされ、脳障害などの改善を目指す研究がアメリカで進んでいます。
 高知大の藤枝幹也教授の研究チームでも脳性まひの子供に本人の臍帯血を使う臨床研究をしており、効果が一定程度確認されているといいます。
 白血病の治療に使われる臍帯血は現在、指定された全国の医療機関で同意を得られた妊婦から寄付され、全国6カ所の公的バンクに凍結保存されています。一方、自分の子供や家族が将来病気になった時などに備え、有料で預かってもらう民間のバンクがあり、高知大の研究はこちらを使います。

 2020年9月25日(金)

nice!(4)  コメント(1) 

nice! 4

コメント 1

Elmerengar

Лучшие программы для сканирования<a href=https://stduviewer-free.ru> https://stduviewer-free.ru</a> переходи и качай
by Elmerengar (2020-09-25 20:36) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。