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■アストラゼネカ製ワクチン、数カ国が使用見合わせ 血栓症を懸念 [健康ダイジェスト]

 イギリスのアストラゼネカなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、北欧のデンマークは、接種後に血栓が確認されたという複数の報告があったとして、ワクチンとの関係はわからないものの、接種を一時見合わせ、調査を行うと発表しました。
 デンマークの保健省は11日、アストラゼネカなどが開発したワクチンについて、接種後に血栓が確認されたという複数の報告があり、2週間接種を見合わせて調査を行うと発表しました。
 報告には60歳代の女性が死亡したケースが1件含まれるということですが、ワクチン接種との関係はわからないとしています。
 これを受けて北欧のノルウェーは、デンマークの調査の結果が明らかになるまで接種を見合わせるとしています。
 アストラゼネカは、「ワクチンの安全性は臨床試験でも広く検証されている」などとコメントしています。
 一方、ヨーロッパ連合(EU)の医薬品規制当局は11日、EUとその周辺国でアストラゼネカのワクチンを接種した約500万人のうち、接種後に血栓症のような事例として30件の報告があったと明らかにしました。
 そして、いずれの事例もワクチンの接種との関係はわかっておらず、調査を進めているとした上で、「現時点ではワクチンを接種して得られる効果のほうが、接種しないリスクを上回る」と強調しました。
 このほかヨーロッパでは、オーストリアやイタリアなどで、特定の時期に製造されたアストラゼネカのワクチンについて、接種後に深刻な健康への影響が報告されたとして、接種を一時見合わせる動きが出ています。
 一方、フランスは保健相が引き続きアストラゼネカのワクチン接種を進める方針を示したほか、これまでに1100万人以上が接種しているイギリスも、これまでに報告された血栓の事例は自然に起こり得る数を上回るものではなく、接種を続けるとしています。

 2021年3月12日(金)

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