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■アストラゼネカ製コロナワクチン接種後に血栓や脳出血 ノルウェー、50歳未満の3人 [健康ダイジェスト]

 ノルウェー医薬品局は13日、イギリスの製薬大手アストラゼネカとイギリスのオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた50歳未満の医療従事者に血栓や脳出血が起きた例が、新たに3件報告されたと発表しました。いずれも病院で治療を受けています。ワクチン接種との関連は、今のところ不明だとしています。
 このほか、このワクチンの接種を受けた比較的若い人に、皮下出血による斑点や紫斑が現れた有害事象が数件報告されたといいます。「血小板数が減少した可能性があり、深刻だ」としています。
 ノルウェー医薬品局によると、同様の例はヨーロッパのほかの国でも複数報告されていました。コロナワクチンとの関連はわかっていないものの、接種を受けた50歳未満の人が体調を崩し大きな紫斑が出た場合は、医療機関で治療を受ける必要があります。
 デンマーク、ノルウェー、アイスランドは11日、接種後に血栓ができる恐れから、このワクチンの接種を一時的に停止しました。このほかに複数の国が、このワクチンの特定の生産ロットの接種を見合わせています。
 世界保健機関(WHO)やヨーロッパ連合(EU)は、このワクチンと血栓との因果関係は立証されていないとしています。

 2021年3月14日(日)

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