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■閉経前の女性は飲酒増えると乳がんリスク高まる 愛知県がんセンターが研究 [健康ダイジェスト]

 閉経前の女性は、飲酒の頻度や量が増えれば増えるほど乳がんになるリスクが高まることが、愛知県がんセンターの研究チームの調査で明らかになりました。
 名古屋市千種区の愛知県がんセンターの松尾恵太郎がん予防研究分野長などの研究チームは、飲酒の乳がんへの影響を調べるため、全国の30~60歳代の健康な女性約15万8000人を平均14年間追跡したデータを解析しました。
 このうち、乳がんになった人は約2200人おり、年齢や喫煙、肥満度などが影響しないよう調整した上で検討したところ、閉経前の女性で乳がんになるリスクは、ほとんど毎日酒を飲む人が全く飲まない人に比べて1・37倍、1日のアルコールの摂取量が23グラム以上の人は全く飲まない人に比べて1・74倍高くなることがわかりました。
 一方、閉経後の女性については、飲酒の頻度、量ともに、乳がんのリスクとの関係は認められなかったということです。
 飲酒で乳がんになるリスクについて、日本人の女性を対象にした大規模な研究は今回が初めてとなり、研究成果は国際的な専門誌で発表されました。
 調査を行った松尾分野長は、「肥満は乳がんのリスクが1・5倍くらいになるといわれているが、飲酒はそれよりも影響が大きいことがわかった。お酒を飲む閉経前の女性は、自分に乳がんのリスクがあることを念頭に、飲む量を減らしたり、検診を受けるようにしてほしい」と話しています。

 2021年3月15日(月)

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