■心的外傷後ストレス障害を引き起こす遺伝子由来の分子機構解明 東大チーム、世界初 [健康ダイジェスト]
生死にかかわるような事故、災害、暴力、戦争などのトラウマ体験の記憶を原因とする心的外傷後ストレス障害(PTSD)を引き起こす分子機構を世界で初めて解明したと、東京大などの研究チームが1日発表しました。「ホスホジエステラーゼ4B(PDE4B)」という遺伝子の働きが弱いほど、フラッシュバックなどの症状が重くなるといいます。
チームの喜田聡・東京大教授(神経科学)は、「PTSDは専用の治療薬がない状況が続いていた。今回の研究成果が、診断法や治療法の開発につながるかもしれない」と話しています。
チームは、患者の血液と、PTSD状態にしたマウスの脳内の「海馬」という領域で働く遺伝子を比較。PDE4Bが共通して低下していることを発見しました。
2024年3月2日(土)
チームの喜田聡・東京大教授(神経科学)は、「PTSDは専用の治療薬がない状況が続いていた。今回の研究成果が、診断法や治療法の開発につながるかもしれない」と話しています。
チームは、患者の血液と、PTSD状態にしたマウスの脳内の「海馬」という領域で働く遺伝子を比較。PDE4Bが共通して低下していることを発見しました。
2024年3月2日(土)
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