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■関東地方で風疹患者が急増 全国に拡大する恐れも [健康ダイジェスト]

 風疹の患者数が千葉県など関東地方で急増しており、厚生労働省は都道府県などに対し14日、予防接種の徹底などを呼び掛ける通知を5年ぶりに出しました。人の行き来が多い夏休み期間中のため、感染が全国に広がる恐れがあるとしています。
 国立感染症研究所の集計では、8月8日時点での今年の風疹の患者数は96人で、昨年1年間の93人を上回りました。7月23日から8月5日までの2週間だけで、38人に達しました。
 都道府県別では、千葉県が26人で最も多く、東京都が19人で続いています。男性が7割を占めていて30~50歳代が多く、ワクチン接種の割合が低い年代のためとみられます。
 風疹は、感染から2~3週間で発症し、発熱や発疹、リンパ節のはれなどの症状が出ます。妊娠初期に感染すると、生まれてくる赤ちゃんに難聴や白内障、心臓の障害などが起こる恐れがあり、特に注意が必要。
 厚労省の通知は、患者数が約1万4000人と大流行した2013年以来。医療機関に対し、発熱や発疹で患者が受診した場合、風疹の可能性を考慮して診療するよう注意を促しています。また、妊婦と同居する人などに対し、予防接種を受けるよう呼び掛けていますが、30歳代から50歳代の男性については、感染の広がりを抑えるため、周囲に妊婦がいなくても予防接種を自主的に受けてほしいとしています。

 2018年8月18日(土)

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■ファミレス「ガスト」、プラスチック製ストロー全廃へ 外食大手で初 [健康ダイジェスト]

 ファミリーレストラン最大手のすかいらーくホールディングス(HD)が2020年までに、国内外3200店すべてでプラスチック製ストローの利用をやめることが8月16日、明らかになりました。
 環境破壊や健康への影響からプラスチックの大量使用に懸念が高まっており、国内外で規制が強まる見通し。アメリカのコーヒーチェーン大手のスターバックスなどに続き、日本の外食大手で初めて廃止に踏み切ります。 すかいらーくHDは日本と台湾に店舗を持っており、まず年内に、日本のファミレス「ガスト」の全1370店で廃止します。来店客が自由に飲み物を取れるドリンクバーにストローを置くのをやめ、グラスだけ提供します。
 幼児や障害者などストローが必要な来店客や、スムージーなどストローを使うメニューには提供するものの、既存のプラスチックは使わない代替品を検討しています。
 すかいらーくグループは年間1億500万本、「ガスト」で6000万本のプラスチック製ストローを使っており、使用後は地域の分別方針に則して処理しています。
 経済協力開発機構(OECD)によると、世界のプラスチックごみ発生量は2015年に3億200万トンで、1980年の6倍に増えました。海に流出して生態系を脅かすほか、プラスチックの化学物質が食品を介して人体に入り、健康に悪影響を及ぼす懸念があります。
 欧州連合(EU)がストローなど使い捨てプラスチック製品を規制する方針で、日本政府もプラスチックごみの削減に向け議論を始めています。
 企業では、スターバックスが2020年までにプラスチック製ストローを世界で廃止します。アメリカのマクドナルドは、イギリスとアイルランドで紙製に切り替える方針。日本のスターバックスやマクドナルドでは、具体的な取り組みはまだありません。ファミレス最大手のすかいらーくHDが全廃を決めたことで、同様の流れが日本で進む公算が大きくなりました。

 2018年8月18日(土)

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■メタボリック症候群の該当者と予備軍は約1412万人 厚労省が公表 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は8月2日、2013~2022年度の10年間にわたる国民の健康づくり計画「健康日本21」で定めた、肥満度や生活習慣に関する数値目標の達成状況を公表しました。全53項目のうち、介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる「健康寿命」など約6割の項目で改善がみられたものの、メタボリック症候群の人数など横ばいの項目もありました。
 厚労省は近く中間報告書をまとめ、残りの期間での目標達成を目指しています。
 メタボリック症候群の該当者と予備軍は、計画策定時の約1400万人から約1412万人とやや増加。体格指数(BMI)が25以上の「肥満」の人の割合も、20~60歳代男性では31・2%から32・4%と微増していましたた。
 肥満傾向の子供は、小学5年生をみると、男子4・60%、女子3・39%から、男子4・55%、女子3・75%とあまり変わっていませんでした。
 成人の喫煙率は、19・50%から18・30%と微減にとどまりました。
 一方、健康寿命は、計画策定時の男性70・42歳、女性73・62歳から、男性72・14歳、女性74・74歳と延びました。厚労省が「8020運動」として推進する80歳で自分の歯が20本以上ある人の割合は51・20%で、「2020年度までに50%」とする目標をすでに達成しています。

 2018年8月18日(土)

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