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■不規則な夜勤、肥満や糖尿病に注意 米大学が研究 [健康ダイジェスト]

 不規則な生活で睡眠不足になってる人は、肥満や糖尿病になりやすいことが、米ハーバード大学などの実験でわかりました。夜勤と日勤を繰り返す人は太りすぎなどに注意する必要があることを示す結果で、米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに11日付けで発表しました。
 研究チームは、シフト勤務変更や時差ぼけの繰り返しに似た状態を再現するため、健康な男女21人を3週間、1日当たりの睡眠時間を5・6時間と短くするのに加え、寝る時刻を毎日4時間ずつずらし、体内時計を乱す実験をしました。
 すると、血糖値を下げる働きがあるホルモン、インスリンを分泌する能力が3割ほど減少し、参加者の血糖値が上昇。糖尿病に近い状態になる人もいました。また、体重が年間で約4・5キロ以上増えることに相当する代謝低下もみられました。
 この状態は、9日間、通常通りに睡眠を十分に取ってもらうと回復しましたが、シフト勤務の変更を例えば日単位から月単位にすることなどで影響を小さくできる可能性があるといいます。
 これまで、体内時計の乱れが肥満や糖尿病の発症に影響を与えているらしいことは動物実験や疫学調査で知られていましたが、実際に再現した実験報告はありませんでした。
 日本大薬学部の榛葉繁紀教授(健康衛生学)は、「日本人はインスリンの分泌がもともと悪いので、影響がより大きいのではないか」と話しています。

 2012年4月13日(金)




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