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■風疹患者、半年で9400人超 関西で急増し昨年の4倍に [健康ダイジェスト]

 妊娠中の女性が感染すると新生児に障害が出る恐れのある風疹の患者は、6月2日までの半年間で、昨年1年間のおよそ4倍に当たる9400人を超えました。
 専門家は「感染を防ぐには予防接種しかない」と、多くの人に接種を呼び掛けています。
 国立感染症研究所によりますと、全国で風疹と診断された患者は6月2日までの半年間で9408人に達し、来週にも1万人を超える見通しとなりました。
 これは5年前に今の方法で集計を始めて以降、最も大きな流行となった昨年1年間の2392人のおよそ4倍です。患者の90パーセント近くは成人で、4分の3が男性。男性ではワクチンの接種機会がなかったとみられる20歳代から40歳代、女性では20歳代が多くなっています。
 1週間の患者数は682人で、都道府県別では、大阪府が208人と最も多く、次いで東京都が111人など、関西と首都圏を中心に全国で感染の拡大が続いています。
 これまでは東京都、神奈川県、千葉県など首都圏で患者の報告が多かったものが、現在では大阪府、兵庫県、和歌山県など関西で急増。また、感染のピークは初夏が多く、医療関係者は警戒を強めています。
 厚生労働省は、「流行地域が移ってきている可能性もあり注意が必要だ。昨年は6月以降にピークが来ており、今年もさらに感染が拡大する恐れは否定できない」としています。
 国立感染症研究所の多屋馨子室長は、「これまでの感染者の大半が、過去に予防接種を受けていないケースや、受けたかどうかわからないケースだと報告されている。感染を防ぐには予防接種しかないので、流行地だけでなく、どの地域も危機的な状況だと認識して、接種をしてほしい」と話しています。

 2013年6月11日(火)




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