SSブログ

■B型肝炎ワクチン、乳児は原則無料の定期接種に 今年10月から、厚労省 [健康ダイジェスト]

 B型肝炎を予防するワクチンについて、厚生労働省は1歳までの乳児を対象に、今年10月から公費で定期接種が受けられるよう制度を見直すことを決めました。5日に開かれた厚労省の専門家の会議で決まったものです。
 B型肝炎は、感染したウイルスを体内に持ち続けるキャリアと呼ばれる状態になると、肝硬変や肝臓がんに進行するおそれがあり、特に乳幼児のころの感染はキャリアになりやすいと指摘されています。
 B型肝炎ウイルスに感染している15歳未満の子供は、厚労省の研究班の調査で4000人に1人程度と推計されていますが、感染予防のためのワクチン接種への補助事業は現在、すべての自治体で行われているわけではなく、対象の年齢や補助の割合などにもばらつきがみられています。
 ワクチン接種について、専門家会議では新たに公費で行うべきだとする意見で一致し、厚労省は政令を改正した上で、今年10月から公費で接種が受けられるよう制度を見直すことを決めました。
 費用は国と自治体が負担することになっており、1歳までの乳児を対象に、原則として生後2、3、7〜8カ月の合わせて3回、ワクチン接種が行われることになります。妊婦がB型肝炎ウイルスに感染していた場合は、子供への感染防止のため生後12時間以内に1回目の接種をしており、定期接種の対象からは除外します。
 B型肝炎ウイルスは、血液や体液を介して感染し、母子感染のほか、性行為や針刺し事故、血液の傷口への接触などで感染するおそれがあります。

 2016年2月7日(日)




nice!(12)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 12

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0