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■偽のC型肝炎治療薬、奈良の薬局チェーンで販売 厚労省、注意を呼び掛け [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は17日、高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が奈良県内の薬局チェーン店で見付かったとして、薬の形などが通常と異なる場合には販売しないよう医療機関や販売業者に指導するよう求める通知を都道府県などに出しました。
 健康被害は、現在のところ確認されていません。
 厚労省や、薬を販売するギリアド・サイエンシズ(東京千代田区)によると、今年1月9日、この薬局チェーン店で薬を購入した患者から「医療機関で以前処方された錠剤と色が違う」などと薬局に相談があり、発覚。
 10日に薬局からギリアド・サイエンシズに連絡があり、同社が調べたところ、この患者が処方を受けた薬局チェーン店と本部、別の薬局チェーン店の、いずれも奈良県内にある計3カ所から計5個の偽造品が確認されました。
 このうち4個は正規のボトルで、1個は類似したラベルが貼られていました。ボトルの中には、ハーボニー配合錠と明らかに外見の異なる錠剤が単独、またはハーボニー配合錠と外見が類似した錠剤と混在した形で入っていました。
 販売ルートについて、ギリアド・サイエンシズは「偽造品は正規の取引先以外の経路から入手されたことが判明している」と説明し、偽造品の中身の成分について「調査中」などとしています。
 都道府県などへの通知では、本来のボトルに収められているかや、薬の譲渡人が必要な販売許可などを持ち、適正な流通経路から入手しているかを確認することを求めています。また、厚労省は他の薬局でも同様の事案がないか調査しています。
 ハーボニー配合錠は、C型肝炎の画期的な治療薬として2015年9月に発売され、1日1錠、12週間内服します。1錠5万5000円と高額で、偽造品と判明した28錠入りのボトルの価格は約153万4000円。

 2017年1月17日(火)

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