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■ポテトサラダ食中毒、前橋市の総菜店を営業停止処分に 計9人からO157を検出 [健康ダイジェスト]

 埼玉、群馬両県の総菜店で販売されたポテトサラダを食べた客から腸管出血性大腸菌O157が相次いで検出された問題で、前橋市は30日、4人の感染者を出していた「でりしゃす六供(ろっく)店」(同市六供町)から新たに5人の感染者を確認し、30日付で3日間の営業停止処分とすると発表しました。
 前橋市はでりしゃす六供店のずさんな衛生管理体制も指摘し、それが原因でO157に感染した可能性もあるとみて調査を進めています。
 感染者9人は前橋市、高崎市、玉村町に住む1歳から84歳の男女。すでに判明していた4人は11日に販売されたポテトサラダを食べ、新たに確認した5人はコールスローサラダ、マリネなど数種のサラダ類を食べていました。でりしゃす六供店では11日、238人にサラダ類を販売しており、今後さらに感染者が増加する可能性もあります。
 発生当初は高崎市の食品加工工場で製造されたポテトサラダが感染源とみられていたものの、26日にサンプルが陰性と確認されたため、前橋市は埼玉県熊谷市で発生した食中毒事件とは関連が薄いと判断。9人については、でりしゃす六供店に感染源があるとみて、23日に立ち入り調査を行い聞き取りも実施していました。
 その結果、量り売りのトングを複数の総菜で使い回していたことが判明。感染源の特定には至っていないものの、不衛生な道具が原因の可能性もあるとみています。調理場には使用期限が2012年の塩素系消毒剤が置かれており、日常的に調理器具の消毒を行っていなかった恐れもあるとしています。さらに、同一のまな板や包丁を多くの食品に使用、アルバイトを多く雇っているチェーン店でありながらマニュアルもありませんでした。
 前橋市はずさんな衛生管理により店内の調理場、売り場のいずれかがO157に汚染されたとみて、調査を進めています。
 でりしゃす六供店を経営するフレッシュコーポレーション(群馬県太田市)は系列の全17店舗で24日から営業を自粛していますが、前橋市内にあるほかの系列店でO157に感染したという届け出はありません。
 前橋市は「安全への注意が十分ではなかった」として、調理器具の洗浄消毒や用途分けなどを指導し、改善を求めています。

 2017年9月1日(金)




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