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■サルモネラ菌で80歳代の女性死亡 山形県鶴岡市、男女14人の感染を確認 [健康ダイジェスト]

 山形県は23日、鶴岡市内の80歳代の女性1人が9月16日に、サルモネラ菌が原因の菌血症で死亡したと発表しました。
 鶴岡市内ではこの女性を含め、幼児から90歳代以上の男女14人の感染が確認されましたが、共通した食品や訪問先などは確認されていません。原因の特定には至っておらず、山形県は食中毒か、それ以外の感染によるものかを調べています。山形県が把握しているサルモネラ菌による同県内での死亡例は、食中毒によるケースで、1996年以来となります。
 山形県食品安全衛生課によると、女性は9月12日に下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えて医療機関を受診し、16日に入院先で死亡しました。死因は、サルモネラ菌による菌血症でした。
 さらに発症者は、女性が10人で内訳は幼児2人、小学生2人、高校生2人、40歳代1人、50歳代1人、80歳代1人、90歳代以上1人、男性は3人で40~80歳代。女性の中には、50歳代と80歳代の1家族と、幼児と小学生の2人の姉妹が含まれます。それぞれ6日から18日までに発症し、医療機関を受診しました。
 検査の結果、全員の便からサルモネラ菌(O9群)が検出され、21日に庄内保健所に連絡が入りました。女子高校生1人を除く全員が一時入院し、現在も7人が入院中となっています。
 サルモネラ菌の感染は食品を介した食中毒が多いものの、カメなどの保菌動物との接触や菌で汚染された川、湖の水による経路も考えられます。ただ、今回発症した14人には、共通する食品の摂取や飲食店の利用、レジャーでの行動や訪問先などがないといいます。食品安全衛生課は発症者からの聴き取り調査を進め、原因特定を急いでいます。
 山形県内でサルモネラ菌感染で死亡が確認されるのは1996年5月に、上山市内で発生した集団食中毒以来で、21年ぶり。5月12日に会食した当時80歳の女性が発症し、4日後に敗血症でショック死しています。
 サルモネラ菌は動物の腸管、川や湖などの自然界に広く分布し、食品では鶏肉と卵を中心に汚染されることが多いといいます。幼児や高齢者に感染した場合、症状が重くなる傾向があるため、山形県は手洗いの徹底や食品の冷蔵保管、十分な加熱など、注意を呼び掛けています。

 2017年9月24日(日)

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