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■マダニ感染症「日本紅斑熱」で50歳代男性が死亡 滋賀県で初めて [健康ダイジェスト]

 滋賀県は10月9日、近江八幡市に住む50歳代会社員の男性がマダニにかまれたことによる「日本紅斑熱(こうはんねつ)」に感染し、9月14日に死亡したと発表しました。同居する80歳代の母親もほぼ同時に感染したものの、回復しました。
 日本紅斑熱に関して届け出が必要となった1999年4月以降、感染、死亡とも県内では初めて。マダニは山や草むらなどに生息するため、県は予防策として肌の露出が少ない服装や、虫除け剤を使うなどの対策を呼び掛けています。
 県によると、男性は9月6日に発熱して医療機関を受診、7日に発疹が出ました。9日に体調が悪化し、治療を続けたものの、症状は改善せず14日に死亡しました。死亡後の血清検査で、日本紅斑熱と判明しました。
 男性にはマダニにかまれた跡を確認できず、感染した場所や日時は不明で、海外渡航歴もありませんでした。日本紅斑熱は、病原体「リケッチア」を持つマダニにかまれてから2~8日後に発熱、頭痛などの症状が出ます。
 滋賀県によると、「発熱」「手足の発疹」「刺し口」が症状の特徴で、致死率は約1%といいます。国立感染症研究所の調べでは、日本紅斑熱の死亡例は、1999年4月~2017年4月27日で発生2147例中21例。今年9月29日時点の発生届け出は全国で187件で、静岡県、高知県など太平洋側の温暖な地域での発生が多くなっています。

 2019年10月16日(月)

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