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■新型コロナウイルス、世界の感染者643万人超で死者38万人超 スウェーデンの死者4500人超に [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の日本時間4日午前3時時点のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は世界全体で643万8254人で、亡くなった人は38万2299人となっています。
 感染者が最も多い国はアメリカで184万375人、次いでブラジルが55万5383人、ロシアが43万1715人、イギリスが28万1264人、スペインが24万326人、イタリアが23万3836人となっています。
 亡くなった人が最も多い国はアメリカで10万6636人、次いでイギリスが3万9811人、イタリアが3万3601人、ブラジルが3万1199人、フランスが2万8943人、スペインが2万7128人となっています。
 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、比較的緩やかな独自の対策を続けてきた北欧のスウェーデンでは、死者が4500人を超えました。
 スウェーデンでは、50人以上の集会を禁止しているものの、飲食店は一部のサービスを除いて営業を続けるなど、厳しい外出制限の措置をとるイギリスなどとは異なり、比較的緩やかな独自の対策を続けてきました。
 政府は、人との間に十分な距離をとることなど、個人が責任を持って行動するよう呼び掛けてきましたが、感染者は4万803人、死者は4542人。特に死者数が、より厳格な封じ込め策を講じた近隣の北欧諸国に比べて突出しており、その対応に国内外から批判が集まっています。
 スウェーデン政府の感染症対策を率いる疫学者のアンデシュ・テグネル氏は、3日、地元メディアのインタビューで「今よりも、もっとうまくできたはずだ」と述べ、対策が十分ではなかったと認めました。
 ただ、テグネル氏は、他国のような厳しいロックダウン(都市封鎖)措置を実施しないと決断したことについては擁護し、「新型ウイルス感染症について、今、我々が知っているあらゆる知識をもって同じ感染症に対峙(たいじ)したとしても、結局はスウェーデンと他国の対応の中間のようなことを実施するのではないかと思う」と述べました。
 スウェーデンの政治指導者らは、同国の措置は長期的に計画されたものだと主張し、ウイルスとの闘いは「短距離走ではなく、マラソンだ」と強調してきました。
 スウェーデンでは、亡くなった人の9割が70歳以上で、その半数は高齢者施設に集中しているということで、専門家などからは、政府の対策に批判が強まっていました。
 また、ノルウェーとデンマークは、6月15日から入国制限を一部解除し、相互の行き来を再開しますが、スウェーデンについては、死者の数が多いなどとして、対象から除外しています。

 2020年6月4日(木)

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