■中南米で新型コロナウイルス死者７万人超え 死者数の半数以上がブラジルに集中

　中南米での新型コロナウイルス感染症による死者数が10日、７万人を超えました。南北アメリカ大陸は死者数・感染者数とも全世界の約半分を占め、依然として世界最大の流行地となっています。
　中南米の死者数の半数以上が集中するブラジルでは、直近24時間に1274人の死亡が確認され、累計死者数は約４万人に上っています。
　感染の拡大に歯止めがかからない中、経済の中心地サンパウロでは10日、一部店舗が経営を再開し、経済活動の段階的な平常化へかじを切りました。11日には、多数の都市でショッピングモールなどが再開します。
　一方、メキシコ政府は10日、１日当たりの新規感染者数が過去最多を記録し、累計死者数は１万5000人を超えたと発表しました。保健当局によると、直近24時間で708人の死亡と4833人の感染が新たに確認され、死者数は累計で１万5357人、感染者数は累計で12万9184人になりました。
　ペルーでも、20万人を超す感染が確認され、死者は6000人に迫っています。

　２０２０年６月１１日（木）

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