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■インフルエンザワクチン接種、高齢者を優先 今冬の供給量は最大6356万人分 [健康ダイジェスト]

 今冬のインフルエンザワクチンについて厚生労働省は26日、接種が始まる10月前半は定期接種の対象となっている65歳以上の高齢者らを優先とし、任意接種となっているそれ以外の希望者には接種を待ってもらうように呼び掛ける方針を決めました。同日の専門家の部会に考え方を示し、おおむね了承されました。
 接種の開始は、例年通り10月1日を予定。この冬は新型コロナウイルスと季節性インフルエンザが同時に流行する可能性があり、接種を希望する人が増えると見込まれています。供給量は当面は数が限られ、徐々に増えていく見通し。希望者が殺到するなどの混乱を避けるために、まずは65歳以上の高齢者や60歳以上で心臓や呼吸器の機能に障害がある人への接種を早めに呼び掛けることにしました。
 10月後半からは、患者に接する機会の多い医療従事者、重症化のリスクが高いとされる基礎疾患(持病)がある65歳未満の人や妊婦、子供(生後6カ月〜小学2年生)へ接種を呼び掛けていくことを計画しています。日本感染症学会も、高齢者とともに「接種が強く推奨される」との提言をまとめています。
 それ以外の人も、例年どおり接種はできるとしています。
 厚労省によると、今冬のインフルエンザワクチンの供給量は、昨季より7%多い約3178万本になる見込みで、成人換算で最大約6356万人分となります。現在の4種類のウイルス株に対応するワクチンに変更された2015年以降で、最大の供給量になります。
 また、統計のある1996年以降、ワクチンの使用量で最大だったのは昨季の2825万本であり、今冬の供給量はこれより約12%多くなります。
 ワクチンを接種するかは個人の判断ですが、厚労省の担当者は「高齢者などで接種を希望する場合は、早めに受けてほしい」としています。

 2020年8月26日(水)

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