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■成人の喫煙率、男女合わせて16・7% 調査開始以降最低に [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は27日、2019年に、たばこを習慣的に吸っていた人の割合は16・7%で、これまでで最も低かったことを示す調査を発表しました。
 厚生労働省は2019年11月、全国の20歳以上の男女5709人(男性2670人、女性3039人)を対象に、食生活や飲酒、喫煙などについての生活習慣を調べる「国民健康・栄養調査」を実施しました。
 その結果、たばこを習慣的に吸っている人の割合は、男性が27・1%、女性が7・6%で、10年間で男性は11・1ポイント、女性は3・3ポイント、それぞれ低下したことがわかりました。
 男女を合わせた喫煙率は16・7%で、前の年から1・1ポイント下がり、調査を始め1986年以降で最も低くなっています。
 厚労省は調査結果の報告の中で、「30~60歳代男性では喫煙率が高く、3割を超えている」と指摘しました。
 喫煙している人が使用しているたばこの種類別では、「紙巻たばこ」を使用している人の割合は、男性では79%、女性では77・8%でした。また、火を使わない「加熱式たばこ」を使っている人の割合は、男性では27・2%、女性では25・2%でした。
 厚労省によりますと、加熱式たばこの煙には、ニコチンや発がん性物質が一定量含まれていますが、発売から間もないため、受動喫煙による健康への影響などはわかっていないということです。
 厚労省は、男女合わせた喫煙率を2022年度までに12%に引き下げる目標を掲げており、禁煙を希望する人のために、一部の病院で無料の電話相談などを行っています。
 また、過去1カ月に他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙を経験した人は、飲食店で29・6%、路上で27・1%、職場で26・1%に上り、対策の徹底が求められています。

 2020年10月29日(木)

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