■新型コロナ、世界の感染者6450万人 死者149万人 アメリカの死者が１日で2700人超、入院患者も10万人超

　アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の３日午後３時の時点で、世界全体で6450万8175人となりました。また、亡くなった人は、149万2989人に上っています。
　感染者が最も多い国はアメリカで1392万1374人、インドが953万4964人、ブラジルが643万6650人、ロシアが232万7105人、フランスが227万5677人。
　亡くなった人が最も多い国もアメリカで27万3799人、ブラジルが17万4515人、インドが13万8648人、メキシコが10万7565人、イギリスが５万9796人。
　ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、アメリカでは２日、過去24時間に確認された新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤー19）の死者数が2700人を超えました。第１波のピークだった４月末以来、最多となりました。
　アメリカで確認された新型コロナウイルス感染症による死者は、２日時点で、2731人増えて累計27万3181人となりました。過去24時間に確認された新規感染者数は、19万5121人でした。
　また、アメリカにおける新型コロナウイルス感染症の流行に関するデータの収集・発表を行っているボランティア組織「コービッド追跡プロジェクト」によると、２日時点で、入院患者数は10万226人で、初めて10万人の大台に乗りました。
　同プロジェクトによると、入院患者数は４月、７月のピーク時の６万人弱を上回っており、集中治療室（ＩＣＵ）で治療を受けているのは１万9369人で、人工呼吸器の使用者も6855人に上っています。
　アメリカの疾病対策センター（ＣＤＣ）のロバート・レッドフィールド所長は２日、アメリカ商工会議所のイベントで「12月、１月、２月は、我が国の公衆衛生史上、最も困難な時期になる。残念なことに２月になる前に、45万人近くのアメリカ人がウイルスにより死亡することになると思う」と述べ、全米の入院患者数が初めて10万人を超えたほか、１日当たりの死者数が2700人を超えるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況に強い危機感を示しました。
　11月26日の感謝祭から12月25日のクリスマスにかけての休暇シーズンには、例年多くの人々の移動が激しくなることから、さらなる感染拡大が懸念されています。
　一方、ＣＤＣは２日、感染者と濃厚接触した人に求める自主隔離期間をこれまでの14日間から10日間に短縮すると発表。新たな研究結果に基づくもので、検査で陰性となった場合には、さらに短縮し、７日間で隔離を終えてもよいとしています。

　２０２０年１２月３日（木）

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