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■東京都内、餅をのどに詰まらせ1人死亡 高齢者計9人を救急搬送 [健康ダイジェスト]

 東京消防庁は2日、1日から2日午後3時までに、東京都内(稲城市と島しょ部を除く)で70歳代から90歳代の男女9人が餅をのどに詰まらせ、救急搬送されたと発表しました。このうち1人が搬送時点で死亡が確認され、ほか7人も心肺停止などの重い症状、1人が軽症といいます。
 同庁によると、搬送されたのは70歳代2人、80歳代5人、90歳代2人。西東京市では1日午前10時すぎ、90歳代の男性が自宅で焼いた餅をのどに詰まらせて心肺停止になり、搬送先の病院で死亡しました。2日午前8時半すぎには多摩市で、70歳代の男性が自宅で雑煮の餅をのどに詰まらせ、心肺停止となったといいます。
 餅や団子による窒息事故は、年末年始に集中します。救急搬送される人は高齢者が多く、2019年までの5年間では65歳以上が89%を占めています。また、消費者庁が人口動態統計の死亡調査票を分析したところ、2018年から2年間で、餅により窒息死した高齢者は全国で計661人で、うち1月の事故が43%を占めました。
 東京消防庁は、餅を小さく切る、ゆっくりとかんでからのみ込む、乳幼児や高齢者と一緒に食事する際は注意を払う、餅を食べる前にお茶や汁物でのどを潤すなどの注意を呼び掛けています。
 また、のどに詰まった場合は詰まりをとるために周りの人が強く背中をたたくとともに、必要な場合はできるだけ早く心臓マッサージなどをして救急車を呼んでほしいとしています。

 2021年1月2日(土)

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