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■年明け以降に急増、変死遺体の新型コロナ感染197人 自宅や施設で体調が急変 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスに感染し自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は197人に上ることが、25日、わかりました。年明け以降に急増して1月は20日までに75人と、すでに昨年12月を上回っています。25日も、自宅で死亡するケースの発表がありました。
 全国の警察は医療機関以外で亡くなった人などについて、詳しい死因を調べるため検視や解剖を行っています。
 警察庁によると、新型コロナウイルスに感染し自宅や外出先などで体調が急に悪化して亡くなった人は、昨年3月から今年1月までにわかっているだけで197人に上ることが、わかりました。
 1月は20日までのおよそ3週間で75人に上り、昨年12月の56人をすでに上回っています。
 警察庁によると、75人のうち71人は自宅や施設、療養先ホテルなどで体調が悪化して死亡し、4人は外出先の路上などで倒れていました。生前に検査で感染が判明していたのは27人にとどまり、48人は死後に感染が判明しました。検査前に体調が急変して死亡したケースもあったとみられます。
 こうした死者は、昨年3月以降、全国で計197人に上り、月別では3月が2人で、緊急事態宣言が出た4月は21人。5月から11月は10人以下だったものの、12月は56人となっていました。
 自宅などでの体調の急変は全国で相次いでおり、自治体によっては保健師が自宅を訪問して健康状態を確認したり、看護師や医師が電話で24時間相談に応じる窓口を設置したりするなど対策を進めています。
 25日も、新型コロナウイルスに感染し自宅療養中だった人の容体が急変し、死亡したという発表がありました。
 神奈川県相模原市は、新型コロナウイルスに感染し市内の自宅で療養していた90歳代の男性が24日、死亡したと発表しました。
 相模原市によりますと、90歳代の男性は1月20日に感染が確認されましたが、発熱などの症状がなく本人も希望したことなどから自宅での療養となり、市と県が連携して電話などによる健康観察を続けていたということです。
 市によりますと、24日の夕方に電話での連絡がとれなくなり、自宅を訪問したところ意識不明の状態で倒れているのが見付かり、運ばれた病院で死亡したということです。
 男性は消化器系の基礎疾患があり23日には一時、息苦しさを訴えましたが、その後、症状が治まったことから経過観察としていました。
 市は今後、特に支援が必要な人を対象にしたチームを立ち上げ安否確認を強化したいとしています。
 相模原市保健所の鈴木仁一所長は、「できる限りの対応をしてきたが残念だ。支援チームを早急に立ち上げ対策を強化したい」と話していました。
 神奈川県内で県などが健康観察を行う自宅療養中に死亡した人は、これで2人目。
 これとは別に、1月15日には大和市の70歳代の男性が検査で感染が判明した後、保健所が連絡をとる前に自宅で死亡しているのが見付かっています。

 2021年1月26日(火)

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