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■「免疫力アップでウイルス予防」は根拠なし 消費者庁が健康食品メーカーに措置命令 [健康ダイジェスト]

 食べると免疫力が高まり、新型コロナウイルスなどの病気を予防できるかのような宣伝で、健康食品を販売していたとして、消費者庁は、東京都の健康食品メーカーに対し、再発防止などを命じる措置命令を行いました。
 命令を受けたのは、東京都新宿区の健康食品メーカー「マクロフューチャー」。
 消費者庁によりますと、この会社は、LPSという成分などが含まれたサプリメント「マクロ元気」の顆粒(かりゅう)状と錠剤状の2商品を1箱2400~3600円で販売する際に、昨年9月から10月にかけて、ウェブサイトに「マクロファージを活性化し免疫力を高めます」などと表示して、風邪や花粉症、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などへの効果効能をうたっていたほか、昨年6月から8月にかけて、商品に添付したチラシに「STOP!CORONA」や「免疫力アップでウイルスに負けない!」などと表示していたということです。
 消費者庁が根拠となる資料の提出を求めて調査したところ、人でのデータなどはなく、合理的な根拠とは認められなかったということです。
 このため、消費者庁は景品表示法に基づく「優良誤認」に当たるとして、会社に対して再発防止などを命じる措置命令を行いました。新型コロナ予防をうたった食品に対する同庁の行政処分は初めて。
 マクロフューチャーは、「厳粛に受け止め、適切に対処する」としています。
 消費者庁食品表示対策室の木村勝彦室長は、「新型コロナウイルスに対する治療や予防効果があるサプリメントや特定の食品は現在はないため、こうした広告には注意してもらいたい」と話しています。

 2021年3月10日(水)

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