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■イギリス型の変異ウイルス、イタリアとフランスで猛威 [健康ダイジェスト]

 イタリアやフランスでは、感染力の強い変異型の新型コロナウイルスの感染が拡大しています。中でもイギリスで見付かった変異型が猛威を振るっており、新規感染者数の過半を占めます。イギリス型は従来型に比べて致死率が6割高いとの研究報告も出ており、警戒が広がっています。
 イタリア保健省が10日に発表した新規感染者は2万2409人で、前日から2660人増加しました。イタリアはヨーロッパで新型コロナウイルスがいち早く流行し、2020年3月や10〜11月に感染者が急増し、現在は第3波が押し寄せています。累計死者数は10万人を超え、ヨーロッパではイギリスに次いで2番目に多くなっています。
 イタリア国立衛生高等研究所によると、2月中旬の調査では新規感染者のうち54%をイギリス型の変異ウイルスが占めました。変異ウイルスは「特に若者の間で広まっている」と保健省は分析し、感染リスクが高い地域ですべての学校をオンライン授業に切り替えるなど対策を急いでいます。
 フランスでも、イギリス型の変異ウイルスが拡大。65%の新規感染者がイギリス型で、1日当たりの新規感染者は7日移動平均で約2万1000人と高水準が続いています。
 現時点では「爆発的な伸びは避けられている」というのが仏政府の見方で、午後6時~翌午前6時までの夜間外出制限や飲食店の店内営業禁止が効果を上げているとみられます。ただ、感染拡大が進んだ南部ニースなど3地域については、週末の終日外出制限に踏み切りました。

 2021年3月11日(木)

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