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■世界初、新型コロナの抗体持つ赤ちゃん誕生 アメリカ・フロリダ州 [健康ダイジェスト]

 アメリカ南部・フロリダ州の小児科医が、1月下旬に生まれた女の赤ちゃんから新型コロナウイルスの抗体が確認されたと明らかにしました。
 母親は妊娠36週目にモデルナ社のワクチンを1回接種し、3週間後、2回目を打つ前に女の子を出産しました。
 ギルバート小児科医は、「我々の知る限り、妊婦がワクチン接種後に出産した赤ちゃんが抗体を持って生まれてきたと報告された世界で最初のケースです」と話しています。
 小児科医らは、抗体のレベルやどのくらい力が持続するかなどについて今後調べる必要があるとしています。
 一方、イスラエルでは、妊婦に新型コロナのワクチンを接種すると、おなかの中の赤ちゃんも抗体を持つ可能性があることが報告されました。
 エルサレムのハダサ大学医療センターの研究によりますと、2月に行われた調査で妊娠7カ月より後の妊婦20人にファイザー製のワクチンを接種したところ、生まれた赤ちゃん全員から抗体が検出されたということです。
 ワクチン接種で母体と赤ちゃんを同時に感染から守ることができる可能性があるとしています。
 その一方で、研究の対象が少ないため、妊娠のそれぞれの段階でワクチン接種の効果や安全性を確認するためさらなる研究が必要だとしています。
 また、赤ちゃんの体の中でどのくらい抗体が持続するのかも調べる必要があるということです。

 2021年3月17日(水)

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