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■新型コロナワクチン優先接種、重い精神疾患と知的障害も対象に 推計210万人 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのワクチン接種について、厚生労働省の専門家部会は18日、重い精神疾患と知的障害のある人を優先接種の対象に加えることを了承しました。感染した場合に死亡や入院のリスクが上がるとされるためで、対象は精神疾患で入院中の人や、精神障害者保健福祉手帳や療育手帳を持つ人などとします。
 厚労省によると、対象は推計で約210万人で、これにより持病のある人で優先接種の対象となる人は推計約820万人から約1030万人に増えるといいます。
 優先接種は、医療従事者、高齢者、持病がある人・高齢者施設などの職員の順で接種することとなっています。昨年12月の専門家部会では、持病に該当するのは糖尿病やがんなどで通院、入院している患者、BMI(体格指数)が30以上の人とされたものの、精神疾患と知的障害は含まれていませんでした。
 しかし、海外の研究で精神疾患と知的障害のある人が新型コロナに感染した場合に死亡や入院のリスクが高まると報告され、国内の関係学会からの要望もあり、対象とすることとしました。

 2021年3月18日(木)

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