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■新型コロナ検査キット「厚労省承認」は虚偽 消費者庁、通販会社など5社に指導 [健康ダイジェスト]

 消費者庁は26日、新型コロナウイルスの検査キットを厚生労働省の承認を得ているかのような表示をするなどしてネットで販売したとして、インターネット通販会社など5社に対し、景品表示法違反(優良誤認)の疑いで再発防止を行政指導したと発表しました。
 市販されている検査キットは厚労省が承認した診断用医薬品ではなく、消費者庁と厚労省は「市販品の精度は保証されていない。感染の有無を調べるために使わないで」と呼び掛けています。
 発表によると、昨年7月以降、2社は「研究用」と称して、現在の感染の有無を調べる抗原検査キットを約4000円で販売。自社のウェブサイトなどに「厚生労働省承認済み【国内唯一】」「唯一、認可され輸入が許されている商品です」といった表記をしました。いずれも中国から輸入しており、「メーカーや仕入れ先の説明を信じて表記してしまった」と説明しているといいます。
 別の3社は、抗体検査キットを約2500円~約4000円で販売。抗体検査は過去の感染歴を調べるものなのに、現在の感染の有無を判定できるかのような表示をしていました。
 厚労省が承認した抗原検査キットは計19製品あるものの、いずれも市販されていません。抗体検査キットでは、厚労省が承認した製品はありません。
 消費者庁は、5社の製品にかかわらず、市販のキットは検査精度が不明と指摘。「こうしたキットで感染の有無を自己判断し、陰性だったからといって安易な行動をすると、感染拡大につながる恐れがある。心配な時は医療機関を受診して」と呼び掛けています。

 2021年3月26日(金)

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