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■ロシア、新型コロナ死者数が過去最多 大統領がコロナワクチン3回目接種を公開 [健康ダイジェスト]

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は21日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を同日受けたと明らかにしました。ガマレヤ記念国立疫学・微生物学研究センターのデニス・ログノフ副所長との会談で述べました。
 主要テレビが大統領公邸での会談の様子を一斉に報じました。ロシアでは連日約3万7000人の新規感染者が記録され、1日当たりの死者も1200人を超えるなど感染拡大に歯止めがかかっておらず、ワクチン接種率の低さが主因と指摘されます。大統領自身が3回目の接種を公表することで国民に接種を促す狙いがあるとみられます。
 会談でプーチン大統領は、同センターが開発したワクチン「スプートニク・ライト」の接種を2時間前に受けたと述べ、「体調に問題なく、何の異常も感じない」と笑顔を見せました。
 プーチン大統領は今年3月に同センターのワクチン「スプートニクⅤ」の1回目接種を、4月中旬に2回目の接種をそれぞれ受けましたが、当初はワクチンの種類を明らかにせず、国民の不信感を招いていました。
 スプートニク・ライトは5月に承認された4種目の国産ワクチンで、スプートニクⅤと違って接種が1回で済み、ブースター接種に向いているとされています。
 ロシア政府の発表によりますと、20日、新型コロナウイルスの1日当たりの新たな感染者の数は3万7120人で、死者の数は1254人と、前日と同じで過去最多となっています。一方で、ワクチン接種を終えた人は約5870万人で、人口の約4割にとどまっています。
 地方都市の中には医療体制が窮迫しているところもあり、このうちロシア極東の沿海地方では、医療機関の病床の使用率がおよそ9割となっているということです。
 このため自宅で療養する患者も多く、ウラジオストクの診療所には毎日、250件ほど往診を依頼する連絡があり、医師たちが対応に追われているということです。
 また医療従事者が不足していることから、地元の医学部の学生らおよそ90人が、ワクチン接種の支援に当たっているということです。学生の1人は「1日に300人か、それ以上来る時もあります。本当に大変です」と話していました。
 ロシアでは、国産ワクチンへの不信感などから接種が遅れていて、政府は、来年2月から航空機や列車の利用者や文化施設の入場者などにワクチンの接種証明の提示を義務付ける法案を議会に提出し、規制強化を進めようとしています。

 2021年11月22日(月)




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